概要
ロシア国立研究大学高等経済学院(National Research University “Higher School of Economics”)東洋学・西洋古典学研究所(Institute for Oriental and Classical Studies)では、伝統的な東洋学と、西洋古典学、現代アジアの歴史・言語・文学を対象とする学際的な研究・教育活動が展開されています。
研究所で働くのは、日本、中国、韓国、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、モンゴル、チベット、イラン、古代インド、インドとパキスタンにおけるイスラム教文化、ドラヴィダ語族、トルコ、中央アジア、アラブ世界、エチオピア、エリトリア、古代メソポタミア、旧約聖書学、中東におけるキリスト教文化、現代アラム語、古代ギリシアとローマ、東洋考古学、ロシア東部・東南部における考古学を専門とする教職員たちです。
研究
- 東洋古典の翻訳・解釈
(「東西の古典文献学」プロジェクト) - 東洋における古代文学、中世文学の研究
- イラン、インド、中国、日本の中世文学における詩学研究
- アジア・アフリカ地域を対象とする民俗学、神話学、宗教学
- 古代ギリシア・ローマにおける言語、文学、神話、民族の研究
- ヘレニズム時代における中東、シリア・パレスチナ地方の歴史・文化・宗教をめぐる研究
- 古代オリエント史、古代ユダヤ民族史、南アラビア地域の言語・民俗研究
- インド・イラン、モンゴル、チベットの古典、仏教古典の翻訳・解釈
- 東アジア地域(日本、中国、朝鮮、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ)の歴史・文学・言語・民俗研究
- 東西文明・文化比較研究(古代から近現代史まで)
- 比較言語学、歴史言語学に基づく言語系統論
- 東洋・古代ギリシア・ローマ考古学
出版
東洋学・西洋古典学研究所で働く教職員は、Brillや、de Gruyter、Oxford University Pressといった出版社から単行本を出しています。その研究成果は、Web of ScienceやScopusといったデータベースに含まれる学術誌のなかでも発表されています。研究所では『Orientalia et Classica』叢書が刊行され、出版社Gorgias Press との連携を通じて、学術誌Journal of Language Relationship『言語系統論をめぐる諸問題』が発行されています。さらに、出版社Eisenbraunsとの共同企画として、学術誌『Babel und Bibel』が発行されています。
教育
東洋学・西洋古典学研究所の教育プログラム一貫
- 聖書学と古代イスラエルの歴史
- インドの言語と文学(ヒンディー語)
- ペルシア語とペルシア文学
- 中国の言語と文学
- 東南アジアの言語と文学
- 日本の言語と文学
- 朝鮮語と朝鮮文学
- 古代メソポタミアの言語と文学
- 古代シリア・パレスチナの言語と文学
- エチオピア・アラブ文献学
- アラブ諸国の言語と文学
- インドの言語と文学(タミル語、サンスクリット)
- インド・南アジアのイスラム文化圏(ウルドゥー語、ペルシア語)
- モンゴル・チベットの言語と文学
- テュルク系民族の言語と文学
- 古代ギリシア・ローマ史
- 古代ギリシア・ローマ文献学
東洋学・西洋古典学研究所で学べる言語
シュメール語、アッカド語、ウガリット語、フェニキア語、古典ヘブライ語、古代アラム語、シリア語、現代アラム語、トゥロヨ語、フルリ語、ヒッタイト語、古代エチオピア語(ゲエズ)、フスハー(正則アラビア語)とアラビア語の諸方言、アムハラ語、ティグリニャ語、ソコトラ語、サンスクリット、ヒンディー語、パーリ語、プラークリット、ラダック語、タミル語、ペルシア語、ウルドゥー語、中国語、漢文、日本語、文語、朝鮮語、ベトナム語、タイ語、ラオス語、クメール語、モンゴル語、チベット語、チャガタイ語、古テュルク語、オスマン語、トルコ語、古代ギリシア語、ラテン語、アナトリア語派、アルタイ諸語、トカラ語、イベロ・コーカサス語族、シナ・チベット語族、オーストロアジア語族、ドラヴィダ語族、チュクチ・カムチャツカ語族、エニセイ語族、コイサン諸語
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